歯医者おすすめの入れ歯洗浄剤ランキング│人気20製品の違いと種類を分析 

入れ歯ナビ:おすすめの入れ歯洗浄剤は?
遠藤眞次
この記事の執筆者
歯科医師兼歯科専門ライター。東京都池袋の歯医者「グランドメゾンデンタルクリニック」で診療しています。
目次

1分でわかる!おすすめの入れ歯洗浄剤

入れ歯ケアの三種の神器はブラッシング用入れ歯洗浄剤、漬け置き用入れ歯洗浄剤、入れ歯用歯ブラシである。
入れ歯のケアにブラッシング用入れ歯洗浄剤と漬け置き用入れ歯洗浄剤、入れ歯用歯ブラシを併用することが大切です。

入れ歯洗浄剤には、漬け置き用入れ歯洗浄剤とブラッシング用入れ歯洗浄剤があります。二つの入れ歯洗浄剤と入れ歯用歯ブラシを併用することで、確実な洗浄効果を期待できます。

筆者がおすすめする入れ歯洗浄剤を、20製品から5つに絞りました。

筆者おすすめの入れ歯洗浄剤ランキング

漬け置き用入れ歯洗浄剤

  • ロート ピカ
  • スマイルデントプラス
  • ポリデント部分入れ歯用

ブラッシング用義歯洗浄剤

  • ポリデントデンタルラボ泡ウォッシュ
  • デントロクリーンムース

まずは漬け置き用入れ歯洗浄剤の特徴を表で比較します。

スクロールできます
 ロート ピカスマイルデント
プラス
ポリデント
部分入れ歯用
有効成分次亜塩素酸
アルカリ性過酸化物
酵素
過酸化物
銀イオン
CPC
IPMP
過酸化物
酵素
総入れ歯
部分入れ歯
殺菌効果
洗浄効果
消臭効果
漂白効果
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漬け置き用入れ歯洗浄剤の比較表

次にブラッシング用入れ歯洗浄剤を比較します。

 ポリデント
泡ウォッシュ
デントロ
クリーンムース
有効成分界面活性剤界面活性剤
IPMP
総入れ歯
部分入れ歯
作用時間90秒60秒
内容量104回分150回分
価格約7円/1回約11円/1回
安定剤
除去効果

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ブラッシング用入れ歯洗浄剤の比較表

漬け置き用入れ歯洗浄剤とブラッシング用義歯洗浄剤は、両方使用するのが基本です。

義歯洗浄剤 何を使ったら良いのでしょうか?

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入れ歯洗浄剤の基本

入れ歯洗浄剤は、目に見える汚れだけでなくニオイの原因菌や着色などを落とし、入れ歯を清潔に保つための必需品です。

入れ歯洗浄剤にはさまざまな種類があります。入れ歯洗浄剤は、製品によって剤形、有効成分、濃度、洗浄する入れ歯の種類、取り扱い、使用方法などが異なります。

本稿では、入れ歯に付着する汚れの正体と、入れ歯洗浄剤の違いについて解説します。

入れ歯洗浄剤の役割

入れ歯洗浄剤とは、入れ歯をきれいにするための洗浄剤です。専門的には義歯洗浄剤(ぎしせんじょうざい)と呼ばれます。

入れ歯洗浄剤の主な役割は、義歯表面に付着した歯垢やたんぱく汚れ、細菌などのバイオフィルムを除去することです。

歯石様沈着物や着色の除去や、臭いに対する消臭も入れ歯洗浄剤の役割です。

入れ歯を水で洗い流すだけでは、食べかすなどは流れ落ちても、全ての汚れは落ちません。

入れ歯洗浄剤は目に見える汚れも、目に見えない汚れも化学的に除去し、入れ歯を除菌・消臭します。

一般品と歯科医院専売品の違い

入れ歯用洗浄剤には、ドラッグストアなどで誰でも入手できる一般品と、歯医者でしか購入できない歯科医院専売品があります。

一般品と歯科医院専売品の違いは主に4つあります。

家庭用と歯科医院用の3つの違い
  • 取り扱い店舗
  • 価格
  • 機能
  • 使用方法の説明

一般品の主な取り扱い店舗は、ドラッグストアです。価格は安い製品が多く、機能は一般的なレベルです。使用方法の説明などを受けることは難しく、取扱説明書を読んで使用します。

歯科医院専売品の主な取り扱い店舗は、歯医者です。高機能・高価格の製品が多いです。歯科医師などから使用方法の詳細な説明を受けられるので安心です。

近年では歯科医院専売品の多くが、インターネット通販サイトで販売されています。歯医者で購入するより安い場合が多く、定期購入も可能で便利です。初めて買う製品は歯医者で購入し、取り扱いの説明を受け、追加購入はインターネット通販サイトを使うなどの使い分けも可能です。

漬け置き用とブラッシング用の違い

入れ歯洗浄剤の種類は、漬け置き用入れ歯洗浄剤とブラッシング用入れ歯洗浄剤の二種類がある。
入れ歯洗浄剤には、使い方の違いから漬け置き用入れ歯洗浄剤とブラッシング用入れ歯洗浄剤があります。

入れ歯洗浄剤には、漬け置き用とブラッシング用があります

漬け置き用入れ歯洗浄剤は、専門的には「浸漬用義歯洗浄剤(しんせきようぎしせんじょうざい)」と呼ばれます。

洗浄成分の含まれた薬液に、入れ歯を漬け置きしてきれいにする製品です。

ブラッシング用の入れ歯洗浄剤は、専門的には「ブラッシング用義歯洗浄剤」と呼ばれます。

入れ歯に主に泡タイプの入れ歯洗浄剤をプッシュし、入れ歯用歯ブラシを使ってこすり洗いする製品です。

どちらが良いというわけではなく、どちらの製品も併用するのがベストです。

正しい入れ歯の洗い方については、下記の記事で詳しく解説しています。

入れ歯に付く汚れの種類

入れ歯に付く汚れには、主に4種類あります。

入れ歯に付く4つの汚れ
  • 食べかす
  • 細菌・カビ
  • 着色
  • 歯石様沈着物

食べかすは洗い流すことで簡単に落とすことができます。

入れ歯に付いた細菌やカビは「デンチャープラーク」と呼ばれ、簡単には落ちません。病気の原因にもなる病原性の高い汚れで、義歯性口内炎や誤嚥性肺炎を引き起こすこともあります。

デンチャープラークの除去には、入れ歯用歯ブラシによる機械的洗浄と、入れ歯洗浄剤を使用した化学的洗浄が重要です。入れ歯用歯ブラシについては、下記のページをご覧ください。

着色は、ポリフェノールやヤニなどの色素が入れ歯に付着してしまうことです。こびりついた着色は落ちづらく、次亜塩素酸系の入れ歯洗浄剤を使用します。

歯石様沈着物とは、入れ歯に付く歯石のことです。通常の入れ歯洗浄剤では落とすことは難しく、主に歯医者で酸系の入れ歯洗浄剤を使用して除去します。

入れ歯洗浄剤の種類と違い 

入れ歯洗浄剤と一口に言っても、タブレットやパウダー、リキッド、フォーム、クリームなど剤形はさまざまです。

酵素系・次亜塩素酸系・過酸化物系・銀系無機抗菌剤・生薬系・酸系・二酸化チタン系など有効成分も異なります。

さらに、部分入れ歯や総入れ歯、金属床義歯やノンクラスプデンチャーなど素材ごとに適した製品を選ばなければいけません。

本項では、入れ歯洗浄剤の種類と違いから、失敗しない洗浄剤選びのポイントまでをまとめて解説します。

入れ歯洗浄剤の種類①│剤形の違い 

入れ歯洗浄剤の剤形には、錠剤、粉末、液体、泡、クリームがある。
入れ歯洗浄剤には5種類の剤形がある。

入れ歯洗浄剤の剤形には、以下の5種類があります。

入れ歯安定剤の5つの剤形
  • タブレット・錠剤タイプ
  • パウダー・粉末タイプ
  • リキッド・液体タイプ
  • フォーム・泡タイプ
  • クリームタイプ

家庭用の入れ歯洗浄剤では、「タブレット・錠剤タイプ」が一般的です。どの剤形を選ぶべきかに決まりはありませんが、それぞれに特徴的な性能があることが多いため、求める効果に応じて製品を選択します。

後述しますが、歯医者で使用するプロフェッショナルケア用の入れ歯洗浄剤は、「リキッド・液体タイプ」の製品がほとんどです。

入れ歯洗浄剤の種類②│有効成分の違い 

有効成分の違いが、入れ歯洗浄剤選びで一番重要なポイントです。それぞれの有効成分に、メリットデメリットがあります。

入れ歯洗浄剤の有効成分一覧
  • 酵素系
  • 過酸化物系
  • 次亜塩素酸系
  • 酸系
  • 銀系
  • 二酸化チタン
  • 生薬系

酵素系

酵素系の入れ歯洗浄剤は、汚れを酵素反応によって分解します。汚れの主成分はタンパク質です。入れ歯洗浄剤に配合された酵素は、タンパク質を細かく切断し、汚れが落ちやすい状態にします。

次亜塩素酸系や過酸化物系と比べると洗浄力は劣る傾向にありますが、入れ歯への悪影響が少ないとされています。

Effects of two peroxide enzymatic denture cleaners on Candida albicans biofilms and denture surface

過酸化物系

過酸化物系の洗浄剤には、過ホウ酸ナトリウムや過炭酸ナトリウムなどが配合されています。

水に溶かすと発泡し、発生した酸素の力で汚れや着色を浮き上がらせて除去します。

市販されている入れ歯洗浄剤の多くがこの過酸化物系です。除菌・着色除去・消臭効果のバランスが良く、入れ歯への影響も許容範囲です。

次亜塩素酸系

次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする洗浄剤は、強い殺菌効果が特徴です。

茶渋やヤニなど強い着色汚れやカンジダ菌に高い効果を示し、極端に汚れた義歯の集中ケアに有効です。

一方で、長期的・高頻度での使用は、入れ歯を痛めてしまうことがあります。毎日のホームケアに常用する洗浄剤ではなく、「必要なときにポイントで使う補助的洗浄剤」と考えるのが安全です。

家庭用漂白剤を自己流で薄めて代用することは、濃度管理ができず大変危険ですので絶対に避けてください。

酸性の物質と反応することで塩素ガスが発生しますので、取り扱いには注意しましょう。

酸系

主にリン酸を主成分とした入れ歯洗浄剤です。

ホームケア用の入れ歯洗浄剤では落としにくい、歯石様沈着物の除去に適しています。

歯医者で使用する、プロフェッショナルケア用の義歯洗浄剤に多い種類の入れ歯洗浄剤です。入れ歯へのダメージは、比較的大きいとされています。

銀系

銀イオンが持つ殺菌作用を利用した入れ歯洗浄剤で、強力な殺菌能力が特徴的です。

浮遊している菌に対して非常に高い殺菌効果を示しますが、義歯表面のぬめり汚れに代表されるバイオフィルムに対しては、必ずしも殺菌効果が高くないとするデータもあります。

二酸化チタン:新しい入れ歯洗浄剤

二酸化チタンの入れ歯洗浄剤は、TiO₂の光触媒作用で活性酸素を生じさせ、酸素系漂白剤・界面活性剤と協力して入れ歯をきれいにします。

珍しいタイプの入れ歯洗浄剤です。

生薬系

植物などに含まれる成分を利用し、入れ歯を洗浄します。

お茶の成分であるフラボノイドと、蜂蜜の成分であるプロポリスを原料にした入れ歯洗浄剤があります。

プロポリスから有効成分をエタノールを用いて抽出したEPPとよばれる成分は、カビなどを抑制する抗真菌作用を有することがわかっています。

オーガニックな成分であることから、殺菌作用は弱いものの、入れ歯には優しい入れ歯洗浄剤です。

Effectiveness of disinfectants on the adherence of Candida albicans to denture base resins with different surface textures

入れ歯洗浄剤の種類③│入れ歯の素材の違い

入れ歯の種類もたくさんありますが、 大きく分けると3種類です。入れ歯の素材により、使用できる洗浄剤に制限があることがありますので注意しましょう。

入れ歯の素材別の分類
  • 金属を含まない入れ歯
  • 金属を含む入れ歯
  • ノンメタルクラスプデンチャー
  • 修理中・治療中の入れ歯

金属を含まない入れ歯

金属を含まない入れ歯は、保険治療で作製される総入れ歯が代表的である。
金属を含まない入れ歯の代表例は、保険治療の総入れ歯です。

金属を含まない入れ歯は、主に保険治療で作成される総入れ歯が該当します。

総入れ歯は基本的にプラスチック(レジン)のみで構成されていることが多いので、さまざまな製品が使用可能です。

総入れ歯でも金属を使用している「金属床義歯:きんぞくしょうぎし」がありますので、その際は「金属を含む入れ歯」と同様の洗浄を行いましょう。

金属を含む入れ歯

金属を含む入れ歯には、金属床義歯や部分入れ歯がある。
金属を含む入れ歯はいくつかの種類がありますが、見た目で簡単に判断できます。

金属を含む入れ歯には、部分入れ歯や金属床義歯、マグネットデンチャー、インプラントオーバオーデンチャーなどが存在します。ご自身の入れ歯を見ていただければ、金属が含まれているかは一目瞭然です。


金属部品を含む入れ歯では、次亜塩素酸系や酸系、アルカリ性過酸化物系の入れ歯洗浄剤が、金属腐食や変色を起こす可能性があるため注意が必要です。

部分入れ歯を使用している方は、「部分入れ歯用」の記載がある製品を使用すると安心です。

次亜塩素酸系などの金属に影響がある入れ歯洗浄剤でも、メーカーの使用法を遵守すれば入れ歯への影響は最小限に抑えられますので、実使用上問題となることは少ないです。

ノンメタルクラスプデンチャー

ノンメタルクラスプデンチャーは、一般的には「ノンクラスプデンチャー」と呼ばれている、樹脂製の入れ歯です。特殊な樹脂を使用しているため、使用する入れ歯洗浄剤が指定されていることがあります

入れ歯を作ってもらった歯医者に、「どの入れ歯洗浄剤を使用すれば良いか?」を確認するのが手っ取り早いでしょう。

修理中・治療中の入れ歯

修理中や治療中の入れ歯には、通常であれば使われていない材料が使用されていることがあります。患者さん自身では判断は難しいため、「入れ歯の洗い方で気をつける点はありますか?」などと歯医者に聞いてみましょう。

入れ歯洗浄剤の種類④│取り扱いの違い

入れ歯洗浄剤には、ドラッグストアなどで入手できる一般品と、主に歯医者で購入できる歯科医院専売品があります

現在では、インターネット通販サイトの普及により、歯科医院専売品でも通販サイトから入手できるようになりました。一般品と歯科医院専売品の入手場所の差は、以前より小さくなっています。

歯科医院専売品の強みは、歯科医師や歯科衛生士などの歯科専門職から、製品の選び方や使い方のアドバイスを受けられる点です。これは、通販サイトで歯科医院専売品を入手する方法ではなし得ないメリットです。

目的の違いから見る入れ歯洗浄剤の選び方 

入れ歯のお手入れに関する悩みは、人それぞれ違います。目的に応じた入れ歯洗浄剤を選ばなければいけません。

入れ歯のニオイや着色、カビ、ヌメリが気になる、忙しくてじっくり洗う時間がないといった悩みに合わせて、入れ歯洗浄剤の選び方をわかりやすく解説します。

入れ歯の臭いが気になる 

消臭効果については、全ての入れ歯洗浄剤で得られるでしょう。特に過酸化物系の入れ歯洗浄剤で効果を得やすいです。また、生薬系の入れ歯洗浄剤についても、消臭効果をうたっている製品があります。

義歯の洗浄

入れ歯に付いた茶渋やヤニなど着色汚れを落としたい

お茶やコーヒー、喫煙によるヤニなどの着色が気になる場合、漂白効果をうたう製品を使用してみましょう。

一般的には、漂白効果が高くなると入れ歯へのダメージも強くなる傾向があるため、メーカーが指定する使用方法を遵守することが重要です。

通常の入れ歯洗浄剤で着色が落ちない場合は、次亜塩素酸系の入れ歯洗浄剤がおすすめです。入れ歯へのダメージが大きい種類の洗浄剤ですので、注意して使いましょう。 

入れ歯のぬめりが気になる 

ヌメリはの原因は、入れ歯に付着したデンチャープラークです。デンチャープラークを効果的に除去するためには、まずは入れ歯用歯ブラシによるこすり洗いが重要です。

使用する入れ歯洗浄剤については諸説ありますが、過酸化物や銀系、酸系入れ歯洗浄剤でより効果的だとする報告があります。

忙しくて時間がない

販売されている製品には、時短をうたった製品があります。忙しい日などに、そのような製品を使用するのは問題ありません。

しかし、徹底した洗浄には手間と時間がかかるのも事実です。メリハリをつけた入れ歯洗浄が大切です。就寝時には入れ歯を外すことが多いので、その時間を利用して徹底した入れ歯洗浄を行いましょう。

歯医者がおすすめする入れ歯洗浄剤とは? 

総入れ歯向けのおすすめ3選 

総入れ歯向けのおすすめ入れ歯洗浄剤を3つ選びました。

酵素入りポリデント

入れ歯洗浄剤の代名詞ともいえる「酵素入りポリデント」。中程度の価格帯で、どこのドラッグストアでも手に入れやすいことがうれしい。

酵素入りポリデント

ポリデント部分入れ歯用

金属床義歯などの金属パーツを含んだ総入れ歯を使用している方には、部分入れ歯用の入れ歯洗浄剤がおすすめ。金属を含まない入れ歯でも、部分入れ歯用を使用して問題ありません

部分入れ歯用ポリデント

キラリ 錠剤

歯科専売品からは「キラリ」を紹介。二酸化チタンと光触媒という新しいコンセプトの入れ歯洗浄剤

販売するニッシンという会社は、歯医者で知らない人はいないような有名メーカーなので安心です。

キラリ錠剤 [口腔内装置洗浄剤]

部分入れ歯・金属床入れ歯向けのおすすめ3選 

部分入れ歯や金属床入れ歯向けのおすすめ製品を3つ選びました。

ポリデント部分入れ歯用 

部分入れ歯用といえば、「ポリデント部分入れ歯用」。ドラッグストアでも簡単に入手できる便利な製品です。

部分入れ歯用ポリデント

エラック義歯洗浄剤

歯科医院専売品の代表である、ライオン歯科材が販売する「エラック義歯洗浄剤」。パウダータイプの入れ歯洗浄剤です。

エラック義歯洗浄剤

スマイルデントプラス

銀イオン、CPC、IPMPという3種類のの除菌剤を配合した歯科医院専用の入れ歯洗浄剤。防さび成分も配合されていて、部分入れ歯にも安心して使えます。

スマイルデントプラス

臭い・ぬめり対策重視のおすすめ3選 

臭い・ぬめり対策重視の入れ歯安定剤を3製品選びました。

ロート ピカ 

ぬめりの原因でもあるカンジダ菌(カビ)を溶かす「カンジダ菌溶菌酵素」が配合された製品。

入れ歯洗浄剤 ピカ

スパデント

お茶の成分であるフラボノイドと、蜂蜜の成分であるプロポリスを配合することで、優れた脱臭力を実現しています。

スパデント [義歯洗浄剤]

小林製薬のパーシャルデント オレンジ

従来品より、油汚れに強くなった製品。食後の油汚れによるぬめりを的確に除去します。

小林製薬のパーシャルデント オレンジ

着色汚れ(茶渋・ヤニ)用のホワイトニング入れ歯洗浄剤のおすすめ3選 

着色汚れ対策を重視した入れ歯洗浄剤のおすすめを3製品選びました。

ロート ピカ 

二種類の洗浄剤を使い分けることで、着色汚れをしっかり落としつつも、入れ歯を傷つけにくい製品。通常は「青ピカ」を使用し、週一回赤ピカを使用するという珍しい製品設計。

入れ歯洗浄剤 ピカ

ラバラックムース家庭用

次亜塩素酸ナトリウムを配合したフォームタイプの入れ歯洗浄剤です。

ラバラックムース 家庭用 200ml

部分入れ歯用ポリデント ホワイトニング プレミアム

黄ばみの原因となる歯垢の蓄積を、従来品と比べて約6倍防ぐ美白向けポリデント。

ポリデントプレミアム 部分入れ歯用 ホワイトニング

入れ歯についた歯石除去におすすめの3選

入れ歯についた歯石を除去するのにおすすめな入れ歯洗浄剤を3つ紹介します。

フィジオクリーン 歯石くりん

フィジオクリーン 歯石くりん [義歯洗浄剤]

クリネメルト

クリネメルト(歯石などのカルシウム汚れに)

入れ歯爽快

入れ歯爽快

コスパ重視派におすすめの3選

コスパを重視する方におすすめな入れ歯洗浄剤を3製品集めました。

スッキリデント 入れ歯洗浄剤

一錠あたり4円以下(Amazon2025年11月)の高コスパ製品。

スッキリデント 入れ歯洗浄剤

小林製薬のタフデント

タフデントは一錠あたり5円以下(Amazon2025年11月)です。

小林製薬のタフデント

小林製薬のパーシャルデント オレンジ

パーシャルデントは一錠あたり6円以下(Amazon2025年11月)です。まとめ買いでさらに安くなる場合もあるようです。

小林製薬のパーシャルデント オレンジ

ノンメタルクラスプデンチャー用のおすすめ3選

ノンメタルクラスプデンチャーは、製品によって入れ歯洗浄剤に指定・推奨がある場合があります。使用されている材料や製品名はわかりにくいことがありますので、入れ歯を作った歯医者に確認しましょう。

Vパワークリーン

Vパワークリーンは、バルプラストを使用したノンメタルクラスプデンチャーに推奨されています。

キラリ錠剤

キラリは、エステショットを使用したノンメタルクラスプデンチャーに推奨されています。

キラリ錠剤 [口腔内装置洗浄剤]

クリネ

クリネは、コンフォートと呼ばれるノンメタルクラスプデンチャーの指定入れ歯洗浄剤です。

クリネ(30錠入)

フォーム・泡タイプの入れ歯洗浄剤おすすめ3選

近年人気のフォーム・泡タイプの入れ歯洗浄剤から、おすすめできる製品を3つに絞りました。

ポリデントデンタルラボ泡ウォッシュ

ドラッグストアでもよく見かける泡タイプの入れ歯洗浄剤。インターネット通販サイトでは、まとめ買いがお得です。

ポリデントデンタルラボ泡ウォッシュ

ラバラックムース家庭用

次亜塩素酸系で、着色除去効果が高い製品。

ラバラックムース 家庭用 200ml

デントロクリーンムース

入れ歯安定剤を使用している方におすすめなフォームタイプ入れ歯洗浄剤。入れ歯安定剤を溶かす特殊な処方。

デントロ クリーンムース

フォーム・泡タイプの入れ歯洗浄剤について、もっと詳しく知りたい方は下記のページをご覧ください。

まとめ

入れ歯のケアは、漬け置き用入れ歯洗浄剤とブラッシング用の洗浄剤、入れ歯用ブラシを併用することが基本です。

この記事では、入れ歯洗浄剤の剤形や有効成分、入れ歯の素材ごとの違いなどを整理しました。人気の入れ歯洗浄剤20製品から厳選した、5つの製品を歯医者のおすすめとして紹介しました。

悩みに応じた入れ歯洗浄剤の選び方をサポートできていれば幸いです。

Q&A

「入れ歯洗浄剤のおすすめと人気ランキング」に関連する質問を集めました。

入れ歯洗浄剤は毎日使っても大丈夫? 

入れ歯洗浄剤は毎日使って大丈夫です。むしろ、毎日使うことが推奨されています。しかし、次亜塩素酸系入れ歯洗浄剤のような強力な洗浄剤はの頻度には注意が必要です。一般的な酵素系や過酸化物系の入れ歯洗浄剤であれば、毎日使用しても問題はありません。

何分くらい漬けておくのが目安?

漬け置きする時間の注意点は二つあります。一つ目は何分漬けると効果があるのか。二つ目は、何分以上漬けると入れ歯に悪影響があるのかです。

漬け置き用の入れ歯洗浄剤は、5分〜一晩漬け置きするのが一般的ですが、時短製品も存在します。また、30分以上漬け置きしないようにと指示がある製品もあります。

ブラッシング用の入れ歯洗浄剤は、一分程度の製品も多く存在します。

どのような製品でも事前に説明書をよく読み、わからないことはメーカーのお客様相談室やかかりつけの歯医者に確認しましょう。

100均商品や家庭にあるもので代用できる? 

ダイソーなどの百均にも入れ歯洗浄剤を取り扱っていますので、そちらを使用しても良いでしょう。食器洗い用洗剤で代用することを推奨する歯医者もいるようですが、筆者としてはおすすめしません。

食器洗い用の中性洗剤は、あくまでも食器洗い用です。説明書を読んでも入れ歯を洗う手順などは載っていません。コスパの良い製品も出ていますので、必ず専用の製品を使用するようにしましょう。

入れ歯洗浄剤は不要ですか?

入れ歯のケアには、入れ歯洗浄剤は必須です。

入れ歯の洗浄には、機械的洗浄と化学的洗浄の二種類がありますが、入れ歯洗浄剤は化学的洗浄の主役です。必ず専用の入れ歯洗浄剤による化学的洗浄を毎日行いましょう。

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